接客英会話

飲食業向け英会話:(第7回)混雑時・待ち時間の案内

飲食店では、週末やランチタイムなどの混雑時に、外国人のお客様へ待ち時間や混雑状況を英語で案内するシーンが多くあります。

「もう少しで席が空きます」「お名前を伺えますか?」「〇分ほどお待ちいただきます」など、丁寧に伝えられると、お客様も安心して待ってくださいます。

逆に、説明がうまくできないと不安を与えてしまうことも。この記事では、待ち時間や混雑時に役立つシンプルな接客英会話を紹介します。

初心者の方でもすぐに使える短いフレーズを中心にまとめましたので、そのまま暗記して実践してみましょう。

 よくあるシーン別英会話フレーズ

待ち時間を伝える

  • It will be about 15 minutes.
    (15分ほどかかります。)
    →「about」でおおよその時間を伝えられます。
  • Please wait in line here.
    (こちらに並んでお待ちください。)
  • Could you wait a moment, please?
    (少々お待ちいただけますか?)

名前を伺う

  • May I have your name, please?
    (お名前を伺えますか?)
  • For how many people?
    (何名様ですか?)
  • We’ll call your name when your table is ready.
    (席のご用意ができましたらお名前をお呼びします。)

順番を案内する

  • There are three groups ahead of you.
    (お客様の前に3組いらっしゃいます。)
  • You are next.
    (次はお客様です。)
  • Thank you for waiting. Your table is ready.
    (お待たせいたしました。お席の準備ができました。)

満席・長時間待ちのとき

  • I’m afraid it will take about 40 minutes.
    (申し訳ありませんが、40分ほどかかります。)
  • We are fully booked at the moment.
    (ただいま満席です。)
  • Would you like to wait, or come back later?
    (お待ちになりますか、それとも後ほどいらっしゃいますか?)

ワンポイント

日本語と違い、英語では時間を「about 15 minutes」と具体的に数字で示す方がわかりやすく安心感を与えます。表情やジェスチャーも合わせると、さらに伝わりやすくなります。

ワンランク上の接客ポイント

混雑時はお客様もストレスを感じやすいため、「お待たせして申し訳ありません」という気持ちをしっかり伝えることが大切です。

英語では “Thank you for waiting.”(お待ちいただきありがとうございます)を自然に添えると好印象です。

また、待ち時間が長くなる場合は「なぜ待つのか」も説明できると安心感につながります。例えば “We are preparing your table.”(ただいまお席を準備しております)と理由を付け加えると丁寧です。

さらに、混雑が落ち着く時間帯を案内できると「配慮のあるお店」という印象を持っていただけます。混雑対応こそ、お店の信頼度が問われる場面。短いフレーズでも心を込めて伝えましょう。

よくある質問&トラブル対応Q&A

お客様に待ち時間を尋ねられたとき、どう答えればいいですか?
「It will be about 15 minutes.”(15分ほどお待ちいただきます)」と具体的な数字で伝えます。さらに 「Thank you for waiting.(お待ちいただきありがとうございます)」を添えると、安心感を与えられます。
順番待ちで混乱しそうなとき、どう対応すればいいですか?
「Please write your name on the waiting list. We’ll call your name when your table is ready.(順番待ちリストにお名前をご記入ください。席が準備できましたらお呼びします)」と案内します。ベルや番号札を使う場合は、その操作方法も一緒に説明しましょう。
外やロビーで待つお客様が多い場合、注意すべきことは?
「You can wait outside, but please return when your buzzer rings.(外でお待ちいただけますが、ベルが鳴ったらお戻りください)」と待つ場所と呼び出し方法を明確に伝えます。
安全面や迷子防止のため、必要に応じて再確認するのもおすすめです。

まとめ:すぐに使える表現と覚え方

待ち時間の案内は「数字+minutes」を基本にすると、どの状況でも応用できます。

例:5分=five minutes、20分=twenty minutes


また、すぐに使える便利フレーズは次の3つです。

  • “Please wait here.”(こちらでお待ちください)
  • “It will be about 〇 minutes.”(〇分ほどかかります)
  • “Thank you for waiting.”(お待ちいただきありがとうございます)

短い言葉ですが、安心感や信頼につながる大切な表現です。

緊張して言葉が出にくいときは、この3つだけでも覚えて使ってみましょう。繰り返し口に出して練習すると自然に出てくるようになりますよ。

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