英語コラム

引継ぎって英語でなんて言うの?【関連する単語もご紹介!】

4月は人事異動の季節ですね。部署異動や新入社員の入社などで、業務を後任に引継いだり、誰かの業務を自分が引継いだりされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

英語で「引継ぎ」はなんて言うのでしょうか。

本記事では、引継ぎに関する英語表現をご紹介します。

【名詞】引継ぎを表す英語3選

引継ぎを表す英語表現はいくつかあります。代表的な英単語を3つご紹介します。

handover

1つ目は、handoverです。handoverは引継ぎという意味の名詞です。

handとoverの間を空けずに1単語で、handoverと書きます。hand overと2つの単語に分けて書くと、引継ぐという動詞になります。

例文
Let’s start the handover.
(引継ぎを始めましょう。)

Handoff

2つ目は、handoffです。handoffも引継ぎという意味の英単語です。ものや情報を引継ぐことを表します。

handoffの語源は「手渡し」です。アメリカンフットボールで、味方の選手にボールを直接手渡しすることをhandoffと言い、ここから生まれた言葉です。

例文
We must ensure a smooth handoff.
(スムーズな引継ぎを確実に行わなければなりません。)

transition

3つ目は、transitionです。transitionは移行という意味です。

ある状態から別の状態への移行することを意味し、業務の引継ぎという意味でも使われています。

例文
My colleague is quitting his job and I‘m busy with the transition.
(同僚が仕事を辞めることになって、引継ぎで忙しいです。)

【動詞】引継ぐを表す英語4選

「~を引継ぐ」という動詞の英単語を4つご紹介します。

hand over

hand overは、(誰かに)引継ぐ、引き渡すという意味の動詞です。

I will hand over my work to you.(あなたに私の仕事を引継ぐ)のように使います。

例文
I will hand over this project to Kevin.
(このプロジェクトはケビンに引継ぎます。)

take over

take overは、(誰かから)引継ぐ、受け取るという意味の動詞です。

hand overと混同しやすいので注意が必要です。hand overは引継ぎをする側、take overは引継ぎを受ける側が主語になります。

例文
Kevin took over my work.
(ケビンは私の業務を引継ぎました。)

succeed

succeedは、後を継ぐ、継承するという意味の動詞です。

会社の後を継ぐ、王位を継承するなど、役割や地位を引継ぐときに使います。

例文
He succeeded his father as president of the company.
(彼は父の後を継いで会社の社長になった。)

Inherit

inherit地位や財産などを引継ぐ、相続するという意味の動詞です。

また、親から体質や才能などを引継ぐ、遺伝を受けるというときにも使われます。

例文
Tom inherited a large fortune from his father.
(トムは父の莫大な遺産を相続しました。)
She inherited her good looks from her mother.
(彼女は母親の美貌を受け継ぎました。)

引継ぎに関連する英語

引継ぎの話をするときに、合わせてよく使う英単語をご紹介します。

業務

  • work
    (業務、仕事)
  • duties
    (業務、職務)

業務はworkまたはdutiesと言います。

dutiesはdutyの複数形です。一般的に、業務の内容は1つだけではないため、複数形で使います。ただし、work(仕事)は数えられない名詞ですので、複数形にはしません。

例文
I handed over some of my work to new employee.
(新入社員に私の仕事をいくつか引継ぎました。)
Ken will take over my duties.
(ケンが私の業務を引継ぎます。)

前任者

  • predecessor
    (前任者)
  • previous person in charge
    (前の担当者、前任者)
  • former person in charge
    (前の担当者、前任者)

前任者はpredecessorと表します。previous person in chargeまたはformer person in chargeと言うこともできます。

person in chargeは「担当者」という意味です。それに「前の」を表す形容詞のpreviousやformerをつけることで、「前の担当者」と表現します。

例文
Mr.Tanaka is Mr.Sato’s predecessor.
(田中さんは佐藤さんの前任者です。)
Who was the former person in charge?
(前の担当者は誰でしたか。)

後任者

  • successor
    (後任者)
  • replacement
    (後任者)

後任者は、successorまたはreplacementと言います。

より簡単に表現したい場合は、new~と言うこともできます。

例えば、new person in charge(新しい担当者)や、new sales manager(新しい営業部長)のように表現します。

例文
Who will be the successor?
(後任は誰になりますか。)
John is his replacement.
(ジョンが彼の後任です。)

引継ぎ書

  • handover document
    (引継ぎ書)
  • handover information
    (引継ぎ書、引継ぎ資料)

引継ぎ書は、handover documentまたはhandover informationと表します。

他にも、handover dataやhandover materialなどと言うこともあります。

引継ぎ書とは

自分が担当していた業務の内容や作業方法などを、後任者へ引き継ぐための文書。

例文
Please prepare the handover document.
(引継ぎ書を準備してください。)

異動する・転勤する

  • transfer
    (異動する)
  • move
    (転勤する)
  • relocate
    (転勤する)

部署や勤務地が変わることを異動と言います。「異動する」は英語で、transfermoverelocateと表します。

transferは、勤務地は変わらず部署だけ変わる異動と、転勤を伴う異動、どちらにも使うことができます。

moveとrelocateは勤務地が変わる異動、転勤に対して使います。

例文
I will transfer to the sales department from next month.
(来月から営業部に異動します。)
I will move to Osaka office.
(大阪支店に異動することになりました。)

退職する

  • quit
    (~を辞める)
  • resign
    (退職する、辞任する)
  • leave
    (~を辞める、去る)

退職する、仕事を辞めると言う場合は、quitresignleaveを使って表現します。

quitとresignは、自発的に会社を辞める場合に使う表現です。

quitよりもresignの方がフォーマルな言い方になります。退職のメールや手紙を書くときは、quitではなくresignまたはleaveを使います。

leaveは、自己都合で退職する場合にも、クビになって退職する場合にも使える少し曖昧な表現です。

例文
I’m quitting my job at the end of this month.
(私は今月末で仕事を辞めます。)
I’m leaving ABC company as of March 31,2024.
(2024年3月31日付けでABC会社を退職します。)

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本記事では、引継ぎに関する英語表現をご紹介しました。

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