近年、インバウンドのお客様から「テイクアウトできますか?」「配達してもらえますか?」というお問い合わせが増えています。
外国人観光客の中には、旅先のホテルや移動中に食べられるよう、テイクアウトを希望する方も多く、デリバリーに対応しているお店では英語でのやり取りが欠かせません。
本記事では、テイクアウト・デリバリーに関する英語表現を、初級レベルのスタッフでも使いやすいように丁寧にご紹介します。
注文の確認や時間の案内、受け渡し時の対応など、現場でそのまま使えるフレーズを中心に解説しますので、ぜひ実践に役立ててください。
よくあるシーン別英会話フレーズ

1. テイクアウトかイートインか確認する
日本語:店内でお召し上がりですか?それともお持ち帰りですか?
英語:For here or to go?
解説:「For here」は店内飲食、「to go」はテイクアウト。非常に一般的な表現です。
2. テイクアウトの注文を確認する
日本語:こちらをお持ち帰りですね?
英語:You’d like this to go, right?
解説:確認の語尾に「right?」をつけると丁寧で自然な言い回しになります。
3. デリバリーに対応していない場合
日本語:申し訳ありませんが、配達は行っておりません。
英語:I’m sorry, but we don’t offer delivery.
解説:「We don’t offer ~」は「〜のサービスを提供していません」という丁寧な表現。
4. 注文準備にかかる時間を伝える
日本語:5分ほどでご用意できます。
英語:It will be ready in about 5 minutes.
解説:「It will be ready in ~ minutes」で「〜分で準備できます」。
5. 受け渡しの際のフレーズ
日本語:お待たせしました。こちらがお持ち帰り用の○○です。
英語:Thank you for waiting. Here’s your ○○ to go.
例:Here’s your burger to go.
解説:「Here’s your ~」は、渡すときの定番フレーズ。
6. お名前や電話番号を伺う(デリバリー受付)
日本語:お名前とお電話番号をお願いできますか?
英語:Can I have your name and phone number, please?
解説:「Can I have ~」は丁寧な聞き方で好印象です。
7. 住所や配達先の確認
日本語:配達先のご住所を教えていただけますか?
英語:May I have the delivery address, please?
解説:フォーマルで丁寧な表現です。電話対応時にもよく使います。
8. 支払い方法の確認(電話注文時)
日本語:お支払いは現金ですか?カードですか?
英語:Will you pay by cash or card?
ワンランク上の接客ポイント

テイクアウトやデリバリーでは、正確な確認がとても重要です。
注文内容や受け取り時間、配達先など、少しの間違いがクレームにつながる可能性もあるため、繰り返し確認する姿勢が大切です。
例えば、「So just to confirm, that’s one teriyaki burger and one Coke, correct?(確認ですが、テリヤキバーガー1つとコーラ1つでよろしいですか?)」のように、丁寧にリピートすることでトラブルを未然に防げます。
また、外国人のお客様は文化的な違いから、待ち時間に不安を感じることもあるため、「It will take about 10 minutes.(約10分かかります)」など、時間を具体的に伝えることも安心感につながります。
よくある質問&トラブル対応Q&A
まとめ:すぐに使える表現と覚え方
テイクアウト・デリバリー対応では、以下の3つを覚えるだけでも大きな安心感につながります。
- For here or to go?(店内でお召し上がりですか?お持ち帰りですか?)
- It will be ready in 5 minutes.(5分でご用意できます)
- Here’s your order to go.(こちらがお持ち帰りのご注文です)
会話のスピードに焦らず、丁寧に伝えることが何よりも大切です。
聞き返すことを恐れず、確認を重ねる姿勢が、信頼される接客スタッフへの第一歩になります。
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