英語コラム

リスキリングに「英語」が選ばれる理由とは?社員のキャリアアップと企業成長を両立する導入戦略

「人的資本経営」や「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の潮流を受け、企業における人材育成のあり方が劇的に変化しています。その中心にあるキーワードが「リスキリング(Reskilling:学び直し)」です。

経済産業省や政府が主導して推奨していることもあり、多くの企業が社員への新たなスキル習得支援に乗り出しています。プログラミングやデータ解析といったデジタルスキルが注目されがちですが、実は今、それらと同等以上に重要視されているのが「英語(英会話)」です。

なぜ、テクノロジー全盛の時代にあえて「英語」なのか? 本記事では、企業が取り組むべきリスキリングとしての英語学習の重要性と、それがもたらす社員のキャリアアップおよび企業の成長戦略について、解説します。

リスキリングとは?リカレント教育やOJTとの違い

似た言葉に「リカレント教育」や「OJT」がありますが、ビジネスにおける目的は明確に異なります。

「新しい価値」を生むためのスキル習得

リスキリングとは、単に「新しいことを学ぶ」だけではありません。経済産業省の定義によれば、「新しい職業に就くため、あるいは今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得させること」を指します。

従来の実務を通じて学ぶ「OJT」が“現在の業務を効率化すること”を目的としているのに対し、リスキリングは“将来の事業変革(DXなど)に対応できる人材を作ること”に主眼が置かれています。

主体は「企業」にある

また、「リカレント教育(大人が大学等に戻って学ぶこと)」は個人の意志が主体ですが、リスキリングの実施主体はあくまで「企業」です。

「社員が学びたいことを学ばせる(福利厚生)」のではなく、「企業の成長戦略として、社員にこのスキルを身につけてもらう(経営戦略)」という点が最大の特徴です。つまり、英語リスキリングを導入することは、「我が社はグローバル展開や情報収集力を強化していく」という経営意思の表れでもあるのです。

なぜ今、「リスキリング×英語」が必須なのか

DX推進のためにプログラミング学習が叫ばれる一方で、多くのビジネスリーダーが「英語力」の再開発を急いでいます。その背景には、グローバル化という従来の理由に加え、現代特有の「情報の非対称性」という課題があります。

DXの成功に不可欠な「一次情報」へのアクセス

テクノロジーの世界は、国境を越えて進化しています。AI、クラウド、SaaSなど、最新のITトレンドや技術ドキュメントの「一次情報」は、そのほとんどが英語で発信されています。

日本語に翻訳された情報は、どうしても数ヶ月から数年のタイムラグが発生します。変化の激しい現代において、この遅れは致命的です。 社員が英語をリスキリングすることで、「世界標準の最新情報を、リアルタイムで自社ビジネスに取り入れる」ことが可能になります。つまり、DXを成功させるためのOS(基盤)として、英語力が不可欠なのです。

「英語ができる」希少性と市場価値

日本国内において、ビジネスレベルで英語を使いこなせる人材は依然として少数派です。 エンワールド・ジャパンの調査(※)などのデータを見ても、英語レベル「上級」の人材と「初級」の人材では、年収に数百万円単位の開きがあることが明らかになっています。

これは裏を返せば、「英語力を持つ人材は、それだけ高い付加価値(生産性)を生み出している」と市場が評価している証拠です。企業全体の生産性を底上げするためには、個々の社員のスキルを「高付加価値型」へシフトさせる、つまり英語リスキリングが最短ルートとなります。

企業と社員が得られるメリット(キャリアアップの視点)

「リスキリングで社員のスキルが上がると、好条件の他社へ転職してしまうのでは?」 人事担当者が抱くこの懸念はもっともですが、人的資本経営の観点からは、むしろ逆のことが言えます。

【社員のメリット】キャリアの選択肢と可能性の拡大

社員個人にとって、英語リスキリングは自身の「キャリアアップ」に直結します。

業務範囲の拡大: 海外案件や、外国人メンバーとのプロジェクトに参加できる。

市場価値の向上: 「実務経験×英語」の掛け合わせにより、社内外で代替不可能な人材になれる。

「自分のキャリアを会社が支援してくれている」という実感は、仕事へのモチベーションを大きく向上させます。

【企業のメリット】エンゲージメント向上とリテンション

企業が得られる最大のメリットは、「優秀な人材の定着(リテンション)」と「組織力の強化」です。

キャリア形成に不安を持つ若手・中堅社員に対し、会社として「英語」という強力な武器を提供することは、エンゲージメント(帰属意識)を高める有効な施策です。「この会社にいれば成長できる」という信頼感こそが、離職を防ぐ防波堤となります。

また、社内の英語力が底上げされれば、海外進出のハードルが下がり、インバウンド需要への対応や、海外の優秀な人材採用(ダイバーシティ)もスムーズになります。英語リスキリングは、将来の事業ポートフォリオを広げるための「攻めの投資」と言えるでしょう。

成功する英語リスキリングの手段「オンライン英会話」

では、企業は具体的にどのような学習方法を導入すべきでしょうか。 従来の「通学型スクール」や「書籍・動画での独学」には、コストや継続性の面で課題がありました。そこで現在、BtoBのリスキリング施策として主流になりつつあるのが「オンライン英会話」です。

「知識」を「対話力」に変えるアウトプット重視

ビジネス現場で求められる英語力とは、TOEIC(R)のスコアではなく「相手と意思疎通ができること」です。 日本の英語教育はインプットに偏りがちですが、オンライン英会話はマンツーマンで「話す」時間が圧倒的に確保されています。

「知っている単語を使って、なんとか伝える」という実践(アウトプット)を繰り返すことでしか、ビジネスで使える瞬発力は養われません。この「実践量の多さ」こそが、オンライン英会話が選ばれる最大の理由です。

高いROI(費用対効果)と学習管理

企業担当者にとってのメリットは、コストパフォーマンスと管理のしやすさにあります。

  • 低コスト: 通学型や講師派遣型に比べ、圧倒的に安価に導入可能です。
  • 学習管理(LMS): 「誰が・いつ・どれくらい学習したか」という受講データを管理画面でリアルタイムに把握できるサービスが多く、人事評価や研修効果の測定が容易です。

場所や時間を選ばず、スキマ時間に受講できる柔軟性も、多忙な社員の学習継続率を高める重要な要素となります。

使える制度はフル活用!助成金・補助金について

英語リスキリングを導入する際、コスト負担を軽減するために知っておきたいのが国の助成金制度です。

特に「人材開発支援助成金(人への投資促進コースなど)」は、要件を満たせば研修経費や研修期間中の賃金の一部が助成される場合があります。 オンライン英会話サービスの中には、これらの助成金対象となるプランを用意している事業者も増えています。導入検討時には、自社が対象になるか、サービス提供会社や社会保険労務士に相談してみることを強くおすすめします。制度を賢く活用し、最小限のコストで最大限の育成効果を狙いましょう。

英語は最強のポータブルスキル。まずは「スモールスタート」から

変化の激しい現代において、企業が生き残るために最も確実な投資は「人」への投資です。 なかでも英語力は、どのような環境でも通用する「最強のポータブルスキル(持ち運び可能な能力)」であり、社員のキャリアアップと企業の成長を同時に叶える数少ない手段です。

「全社員一斉導入はハードルが高い」 「本当に効果があるのか不安だ」

そうお考えの人事担当者様も多いかもしれません。 だからこそ、まずは特定の部署や、希望者のみを対象とした「スモールスタート(小規模導入)」から始めてみてはいかがでしょうか?

御社の課題に合わせた最適なプランをご提案します

当社のオンライン英会話サービス「ワールドトーク」では、BtoB導入に特化した「法人向けプラン」をご用意しています。

  • 業務直結のカスタマイズ学習: プレゼン練習やメール添削など、社員一人ひとりの「今、必要な英語」に対応。
  • 管理の手間をゼロに: 受講状況や進捗を一元管理できるシステムを提供。
  • 柔軟な導入支援: 助成金の活用相談や、導入までのトライアル対応も実施。

「社員の自律的なキャリア形成を支援したい」「グローバルに戦える組織を作りたい」とお考えの企業様は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。 まずは無料体験や資料請求で、その効果を実感していただければ幸いです。

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